Photoshopのスーパー解像度とは、AIの技術で解像度を高める機能です。
画像の解像度が縦横それぞれ2倍になり、従来の4倍まで高まります。
この記事ではスーパー解像度の使い方を紹介します。
Photoshopのスーパー解像度の使い方
早速Photoshopでスーパー解像度の使い方を紹介します。
- 「Adobe Bridge」を開く
- 「Camera Rawで開く」を選択する
- スーパー解像度を適用させる
- Photoshopで保存する
まずはじめに「Adobe Bridge」を開きます。
「Adobe Bridge」を持っていない方は「Adobe Creative Cloud」からダウンロードしてください。
続いて画像をCamera Rawで開きます。
開きたい画像を右クリックで選択して「Camera Rawで開く」を選択します。

画像を開いたらスーパー解像度を適用させます。
画像上で右クリックで「強化…」を選択します。
続いて右側にある「スーパー解像度」にチェックを入れます。
するとスーパー解像度が適用されます。
最後に画像を保存します。
右下にある「開く」を選択します。
すると自動でPhotoshopが立ち上がります。
メニューの「ファイル」→「書き出し」→「書き出し形式…」で写真を保存することが出来ます。

以上がPhotoshopでのスーパー解像度の使い方です。

Photoshopのスーパー解像度が適用出来る拡張子
Photoshopのスーパー解像度が適用できる拡張子は下記3つです。
- RAW
- JPEG
- TIFF
1番使うのは「JPEG」かと思います。
逆に「PNG」形式の画像を使用する場合は一度「JPEG」に変換しないといけません。
「PNG」から「JPEG」に変換するには「iloveimg」を使うと便利です。
「iloveimg」は簡単に画像の拡張子を変換することが出来ます。
「Camera Rawで開く」や「強化」が出ない場合
「Camera Rawで開く」や「強化」がでてこない場合は下記の要因が考えられます。
- 既に強化してある
- 拡張子が強化の対象外
スーパー解像度で強化出来るのは1度だけです。
既に強化されている画像は再び強化することが出来ません。
また、先ほど紹介した拡張子以外は強化することが出来ません。
「Camera Rawで開く」や「強化」がでてこない場合はこれらの要因の可能性があるので、確認してみてください。
Photoshopのスーパー解像度を使う場面
制作現場ではPhotoshopでスーパー解像度を使う場面がいくつかあります。
- トリミングして構図を変更したいとき
- 大判印刷・ポスター用に解像度を上げたいとき
- ディテールを強調したいとき
トリミングして構図を変更したいとき
一部だけ切り出して使いたい写真の場合、トリミングすると画像が小さくなります。
それを補うためにスーパー解像度で拡大して、画像の質を維持するようにします。
大判印刷・ポスター用に解像度を上げたいとき
A3やB2など、大きなサイズでの印刷に耐えられる解像度にする必要があるときに最適です。
ディテールを強調したいとき
髪の毛や布地の質感など細部の描写をよりくっきりさせたい場合や、高精細なテクスチャ素材として画像を使いたいときにスーパー解像度を使います。
最後に
この記事ではPhotoshopでスーパー解像度を使う方法を紹介しました。
スーパー解像度は簡単に解像度を高めてくれます。
知らなかった方は是非試してみてください。