この記事ではイラレで線を手書き風にする方法を紹介します。
また、図形の塗りやテキストも手書き風にする方法を併せて紹介します。
イラレで線を手書き風にする方法
始めにイラレで線を手書き風にする方法を紹介します。
線を手書き風にする方法は2通りあります。
- 手書き風のブラシを適用させる方法
- 「ラフ」の効果を付ける方法
それぞれやり方を紹介します。
手書き風のブラシを適用させる方法
まずは手書き風のブラシを適用させる方法の紹介です。
- 線を作成する
- ブラシパネルを表示させる
- 「木炭画・鉛筆」を適用させる
線を作成する
始めに手書き風にしたい線を作成します。
「ペンツール」で線を作成してください。
ブラシパネルを表示させる
続いてブラシパネルを表示させます。
「ウィンドウ」→「ブラシ」で表示させられます。
「木炭画・鉛筆」を適用させる
線を選択した状態でブラシパネル内の「木炭画・鉛筆」を選択します。
すると線が手書き風に変化します。
以上がブラシを使って手書き風にする方法です。
「ラフ」の効果を付ける方法
続いてラフの効果を付ける方法を紹介します。
- 線を作成する
- 「ラフ」を選択する
- ダイアログボックスで設定する
線を作成する
まずは先ほどと同様に線を作成します。
「ラフ」を選択する
線を選択した状態で「ラフ」を選択します。
メニューバーの「効果」→「パスの変形」→「ラフ」を選択します。
ダイアログボックスで設定する
ラフのダイアログボックスで手書き風に調整します。
サイズは「0.1%」、詳細は「40/inch」、ポイントは「ギザギザ」か「丸く」のどちらかに設定します。
最後に「OK」を選択すると線が手書き風に変化します。
※「プレビュー」にチェックを入れるとリアルタイムで変化が確認出来ます。
以上が「ラフ」の効果を付けて手書き風にする方法です。
イラレで塗りを手書き風にする方法
続いてイラレの塗りを手書き風にする方法を紹介します。
- 図形を選択する
- 「落書き…」を選択する
- 落書きオプションから設定する
図形を選択する
始めに塗りを手書き風にしたい図形を選択します。

「落書き…」を選択する
続いて「落書き…」を選択します。
「効果」→「スタイライズ」→「落書き…」で選択出来ます。
落書きオプションから設定する
落書きオプションが表示されるので、「スタイル」から好みのものを選んでください。
最後に「OK」を選択したら完成です。
個人的には「タイト」や「スケッチ」が手書きっぽく見える印象です。
以上が塗りを手書き風にする方法の紹介です。
イラレで文字を手書き風にする方法
続いて文字を手書き風にする方法の紹介です。
- 文字を入力して線と塗りの色を消す
- 「塗り」効果を追加する
- 落書きオプションを表示させる
文字を入力して線と塗りの色を消す
はじめに「文字」ツールで文字を入力します。
その後「塗り」と「線」の色をどちらも消します。
※色が消えるので見えなくなります。見失ってしまったら「⌘ + Y(アウトライン表示)」で見えるようになります。
「塗り」効果を追加する
続いて「塗り」効果を追加します。
まず「ウィンドウ」→「アピアランス」でアピアランスパネルを表示させます。
次にテキストを選択した状態で、アピアランスパネル左下にある「新規塗りを追加」を選択します。
すると塗りが追加されます。
落書きオプションを表示させる
塗りを選択した状態でパネル左下にある「新規効果を追加」を選択します。
「スタイライズ」→「落書き…」を選択します。
すると文字が手書き風に変化します。
あとは先ほどと同様に、スタイルからお好みのものを選んでください。
文字を手書き風にする方法は以上となります。
デザインを手書き風にする効果
線や図形、文字を手書き風にする方法を紹介しました。
デザインを手書き風にすることで下記のような印象を与えることが出来ます。
- ラフ・柔軟さ
- 親しみやすさ・温もり
- ブランドストーリーや手作り感
ラフ・柔軟さ
手書き風のデザインにすることで柔軟な印象を与えることが出来ます。
気軽さを表現したい場合に適してます。
親しみやすさ・温もり
他にも温もりなど人の感情を与えることが出来ます。
子ども向けのコンテンツや、カフェや雑貨などに使用されます。
ブランドストーリーや手作り感
さらに手書き風のデザインはブランドストーリーと相性抜群です。
商品の「思い」や「手作り感」を表現するのにぴったりです。
注意点
ただし注意点があります。
手書き風の文字は可読性が低く読みづらくなりがちです。
そのため、手書き風の演出と可読性のバランスを取ることが重要になります。
まとめ
この記事ではイラレで線を手書き風にする方法と、塗りや文字も手書き風にする方法を紹介しました。
手書き風にすることでデザインの幅が広がります。
まだやったことのない方は是非試してみてください。